[日高市台](2009年5月18日更新) |
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他にはない豆腐を作りたくて、地場産の大豆にこだわった。
高麗巾着田は、このあたりでは有名な観光地です。田んぼや花畑が広がり、高麗川から引かれた水路が流れる風景は、のびやかで、何度訪れても飽きることがありません。周辺には、オーガニックカフェやお蕎麦屋さんなどのこだわりのお店が点在しています。
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「高麗豆腐」さんも、西武線高麗駅から巾着田方面へ向かう途中にある、そうしたお店の一つです。先代が始めた豆腐屋さんでしたが、現店主の新井正光さんの代になり、今から10年ほど前、スーパーなどへの卸に加え、こだわりの豆腐や湯葉を提供するお店をオープンさせたといいます。
まず、新井さんがこだわったのは、豆腐の原材料である大豆でした。地場産を使いたいという気持ちから、秩父地方のみに残された在来種「白光」を探しあてます。
「できれば日高産を使いたかったんですが、ここらでは作ってなくて」と新井さん。なかでも、「秩父黒豆」は、自家用として作っている大豆を吉田町(現在は秩父市)の農家の方のご協力により調達しているもので、まさにここでしか味わえない地場の味になっています。それらの秩父産の大豆をベースとしながら、ブレンドした際に相性の良いものを求めて全国から大豆を取り寄せ、試行錯誤を繰り返すことで商品化していったそうです。 |
写真上:ハイカーなどがぷらっと立ち寄ることが多い。つい、そうしたくなる雰囲気のあるお店です。
写真下:お店に並ぶのは、材料の調達から製法まで手間暇かけたこだわりの品々ばかり。食べてみるとわかるのですが、普通に売っているものとは違い、風味があって大豆の甘みが口の中にひろがります。 |
高麗の環境に見事に溶け込んだ仕事ぶり。
工夫と手間暇をかけて作った豆腐や湯葉は、巾着田や日和田山などに遊びに来た観光客にすぐに評判になります。それ以来ファンを増やし続け、今では遠くから買いに来てくれる方や、近くの団地に住む方など、固定客が多くなっているといいます。
また、気取らない店構えも、人気の理由のひとつにあるようです。お店のあちこちに掲げられている、ご主人お手製の看板もユニークで、「お金がないから、全部手作り・・・」と新井さんは笑いますが、それが実に高麗周辺の風景にマッチしていて、「高麗豆腐」さんのトレードマークになっています。 |

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